手外科はどんな診療科なのか

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手外科とは、ひじから手の指までに関する病気やけがに対して、検査や治療をする診療科のことを言います。手というのは、骨格、筋肉及び神経等、体の中でも特に精緻な構造をした運動器が備えられています。

手は、ものを握ったり投げたりするほか、字を書いたり、絵を描いたり、様々な道具を使いこなすことができる器官です。

この手があるからこそ、人間は文明を築くことができたといえます。

このように精緻な構造と働きをするため、手には、様々な病気が発生することもありますし、けがによってその働きが失われることもあります。

このような手の疾患や怪我を治療するため、手外科という診療科が設けられています。

手外科は、運動器機能外科の一分野として診療を行っていますが、そこに集約されている知識と技術は、運動器機能外科の全分野をカバーできるものとなっています。

何故ならば、手の構造や働きは、人間の運動器の中でも最も精緻なものであり、複雑な運動を行うことができるものだからです。

 

このような期間を取り扱うには、骨格から神経系、そして筋肉に至るまでの知識が必要であり、

逆にこれらの知識が集約されている診療科であるので、切断してしまった指の再接着手術も可能となっています。

更には、末梢神経に関する外科的治療も可能であり、それは単に手にとどまるものでもなくなってきています。

 

このように、手外科とはひじから先の腕と手に関する外科的な診療の専門診療科であると同時に、

人間の運動器に関してももっとも深い知識と経験を有しており、広く運動器機能外科の困難な外科的治療にも対応可能な診療科なのです。